プレイリストの概要

このトピックでは、Video Cloud のメディアライブラリ内の関連動画を整理するためにプレイリストを活用するベストな方法について説明します。

プレイリストとは?

プレイリストは、Video Cloud プレーヤーで再生するためにまとめられた動画のコレクションです。以下の2種類のプレイリストがあります:

  • 手動プレイリスト - 手動プレイリストは、再生する動画を手動で選択し、希望の順序に並べることで作成します。動画の再生順序は、いつでもドラッグ&ドロップで変更できます。
  • スマート プレイリスト - スマート プレイリストは、特定のパラメータに基づいてルールを作成し、プレイリストに表示される動画を定義します。動画の順序を指定したり、含める最大動画数を設定することも可能です。ルールに合致する動画がアップロードされると、自動的にプレイリストに追加されます。

Media モジュールでプレイリストを作成する詳細については、プレイリストの作成と管理をご参照ください。

スマート プレイリストと手動プレイリスト

スマート プレイリストと手動プレイリストのどちらを使用するかを選ぶ際に考慮すべき点は?

手動プレイリストの活用

手動プレイリストは、関連性のない動画を特定の順番で表示する場合に適しています。たとえば、自社のウェブサイトに、会社情報や文化、企業目標、社員、採用情報、収益などを紹介する複数の動画を掲載したい場合、それらを希望の順序でまとめた手動プレイリストを作成できます。現在の注目トピックが会社の収益であれば、収益に関する動画をプレイリストの最初に配置します。会社のフォーカスが変わった際には、動画の順序を簡単に変更できます。

スマート プレイリストの活用

スマート プレイリストは、関連動画を提示する優れた方法です。例えば、野生動物に関する動画をまとめたい場合、「wildlife」という共通タグをすべての関連動画に設定し、「wildlife」タグに基づくスマート プレイリストを作成すれば、それらの動画を一つのプレイリストとして表示できます。新しい動画を追加する際も、「wildlife」タグを付けるだけで自動的にプレイリストに加えられます。プレイリストから動画を削除したい場合は、タグを削除するだけで済みます。スマート プレイリストは、カスタムフィールド、説明、日付などの他のパラメータでも作成可能です。

どちらのプレイリストを使うべきか?

手動プレイリストとスマート プレイリストの選択は、個人の好みや、1日 にアップロードする動画数によって異なります。例えば、小規模な地方紙が週に1本程度の動画を制作している場合、手動プレイリストでの整理と公開が適しているかもしれません。動画の量が少ないため、担当者が動画を丁寧に整理しやすいからです。一方、1日 に 10 本の動画を複数のプロデューサーで作成している大手新聞社の場合は、タグの分類ルールを定め、スマート プレイリストを活用することで、ホームページには最新順、ニュース アーカイブには人気順で動画を掲載するなど、効率的なワークフローを実現できます。

プレイリストが必要な理由

プレイリストは柔軟性の高いツールで、さまざまな用途に活用できます。

関連コンテンツの提示

プレイリストを使えば、視聴者が関連する動画をすぐに見つけられるように整理できます。個別に検索する必要がなくなるため、ユーザー体験が向上します。

最新または人気コンテンツの提示

常に最新の動画を表示するプレーヤーを作成したい場合は、パラメータなしで「開始日(新しい順)」や「公開日(新しい順)」を基準にしたスマートプレイリストを作成します。人気動画を表示する場合は、「再生回数」や「直近 1 週間の再生回数」で並び替えるスマート プレイリストを作成します。どちらの場合も、プレイリストの動画数を 10 本程度に制限すると良いでしょう。

複数パートの動画を提示

シリーズものやオンライン講座など、複数のパートに分かれた動画がある場合、それらを 1 つのプレイリストにまとめて順に再生できるようにすると、視聴者が見落とすことなく視聴できます。例えば、世界各地の観光地を紹介する長編動画を、各大陸ごとに分割し、それぞれに明確なタイトルを付けてプレイリストにすると、視聴者は興味のある部分だけを選んで視聴できます。

プレイリストによるコンテンツ更新

プレイリストを使うことで、ウェブサイト上の動画コンテンツの更新が簡単になります。たとえば、ホームページのプレーヤーで表示する動画を差し替えたい場合、プレーヤーの公開コードを変更するのではなく、Media モジュールを使ってプレイリストを編集するだけで対応可能です。動画の追加、削除、順序変更も容易で、変更は即座に反映されます。

関連動画のグループ化

プレイリストは再生目的だけでなく、動画の内部整理にも利用できます。タグに基づいたスマート プレイリストを作成し、メタデータの編集やキューポイントの追加などの管理作業に役立てることができます。なお、1 つのプレイリストに追加できる動画の最大数は 100 本です。

フォルダを使って動画を整理することも可能で、フォルダには動画数の制限がありません。詳細はフォルダを使用した動画整理をご覧ください。

プレイリストへの簡単なアクセス

アカウント内に多数のプレイリストがある場合、目的のプレイリストをすぐに見つけるのが難しいことがあります。プレイリスト設定でサイドバーに表示を選択すると、サイドナビゲーション バーにプレイリストが表示され、簡単にアクセスできます。

プレイリストの公開方法

プレイリストの公開手順は、単一動画の公開と同じです。プレイリストを公開する際のプレーヤー設定では、見た目や動作を調整できます。詳しくはMedia モジュールを使用した動画とプレイリストの公開をご覧ください。