メールを活用した動画視聴の促進

このトピックでは、メールを活用して動画の視聴数を向上させる方法について説明します。

「動画をメールに埋め込むにはどうすればよいか？」という質問をよく受けます。ほとんどのプラットフォームでは、メール内に動画を直接埋め込むことはできません。これは Brightcove の制限ではなく、セキュリティ上の理由から、ほとんどの最新のメールシステムが動画プレーヤーの埋め込みコードを削除してしまうためです。しかし、いくつかの工夫により、コンテンツの認知度とアクセスを高めることが可能です。具体的には、ティーザーテキストとサムネイル画像を含むメールを作成します。サムネイル画像は動画プレーヤーのように見えるようにデザインされ、クリック可能なリンクとして動画のランディングページにリダイレクトされます。

このソリューションを完了するには、以下の手順を実施します：

Brightcove プレーヤーを作成
動画ランディングページを作成
プレーヤーのスクリーンショットを取得
メールメッセージを作成

Brightcove プレーヤーの作成

まず、動画ランディングページ用に専用の Brightcove プレーヤーを作成します。専用のプレーヤーを用意することで、動画分析の追跡がしやすくなります。また、プレーヤーの自動再生を設定しておくことで、メールからランディングページへ遷移した際に動画が自動的に再生されるようにできます。

Video Cloud Studio にログインします。
Players モジュールを開きます。
プレーヤーの追加をクリックします。
プレーヤーに名前を付けて、保存をクリックします。
プレーヤーのリンクをクリックして、プレーヤーのプロパティを開きます。
左側のナビゲーションで再生をクリックします。
プレーヤー読み込み時に動画を自動再生 の設定を 自動再生（または任意の自動再生オプション）にします。
プレーヤーを公開します。
iframe の埋め込みコードを選択してコピーします。

動画ランディングページの作成

動画ランディングページは、メールメッセージからユーザーがリダイレクトされる先のページです。まずは、iframe のプレーヤー埋め込みコードを追加します。表示する動画ID は URL パラメータとして渡されます。これにより、ランディングページで異なる動画を表示することが可能になります。以下に手順の概要を示します。

新しい HTML ページを作成し、動画ランディングページとして使用します。
iframe埋め込みプレーヤー公開コードを貼り付けます。

動画ID の URL パラメータを読み込む JavaScript コードを追加します。以下はサンプルコードです。

      <html>
      <head>
      </head>
      <body>
      <iframe src='//players.brightcove.net/1752604059001/d05e49ae-23d2-48fb-97d5-f01484d3f559_default/index.html'
       allowfullscreen webkitallowfullscreen mozallowfullscreen width="640" height="360"></iframe>
      
      <script type="text/javascript">
          var queryString = window.location.href.substring( window.location.href.indexOf('?') + 9 );
          var iframeTag = document.getElementsByTagName("iframe")[0];
          var  newVideo = "?videoId=" + queryString;
          iframeTag.src += newVideo;
      </script>
      
      </body>
      </html>

ランディングページを保存して公開します。ページのURLをメモしておきます。

プレーヤーのスクリーンショットを取得

ランディングページ上で動画を再生中のプレーヤーのスクリーンショットを取得します。この画像は、メール本文内でクリック可能なリンクとして使用されます。スクリーンショットの取得方法はいくつかあります：

Mac - Apple が Mac でスクリーンショットを撮る方法を公開しています。また、Snagit、Voila などのサードパーティ製品もあります。
Windows - Windows にはスニッピングツールがあり、スクリーンショットの取得が可能です。また、Snagit、Lightscreen などのサードパーティ製品も利用できます。

メールメッセージの作成

最後に、新しいメールメッセージを作成します。プレーヤー画像をメール本文に追加し、それを動画ランディングページへ遷移するクリック可能なリンクとして設定します。メールクライアントごとに操作方法は異なりますが、以下は Gmail での手順です。

Gmail を開きます。
作成をクリックします。
メールの下部にある 写真を挿入 アイコンをクリックします。
作成したプレーヤー画像を選択して挿入します。画像はメールに埋め込まれます。
画像全体を選択して、メール下部の リンクを挿入 アイコンをクリックします。
画像リンクを編集するために、変更リンクをクリックします。
動画ランディングページのURLを入力し、OK をクリックします。
メールを送信します。