概要
視聴データ統合セクションを使用して Salesforce統合を設定すると、追加の詳細な(イベントベースの)データがエクスポートされます。 この視聴データはカスタムオブジェクトにバインドされ、各連絡先同期時に上書きされずに追加されます。
必要条件
- Video Cloudアカウントを持っていること。
- 統合を作成するには管理者権限が必要です。
- Viewer Analytics と Audience Insights が有効であること。
- MAP接続にアクセスするには、Marketing Studio Essentials または Premiumアカウントが必要です。
- Salesforce のアカウントを持っていること。
- APIアクセスを有効にする必要があります。
- Salesforce AppExchange Marketplace からアプリをインストールできること。
- カスタム オブジェクトの読み書きができること。
ビデオID トラッキング
Salesforceとの統合は、両方のシステムに存在するコンタクト(連絡先)にのみデータを送信します。 Salesforce に新しいコンタクトを作成することはありません。 この統合では、Salesforce の コンタクトID を通じてユーザーを識別します。この ID は視聴者 ID として機能し、システムに登録するには Brightcove プレーヤーで設定する必要があります。 詳細については、プレーヤーで Salesforce の視聴者 ID トラッキングを設定する方法 を参照して下さい。
アプリのインストール
Salesforce AppExchange Marketplace から Brightcove Audience Insights アプリをインストールし、Brightcove を Salesforce アカウントと統合できるようにします。
統合の作成
Video Cloud Studioにログインします。
- 統合 モジュールを開きます。
- 顧客データプラットフォームをクリックします。
- 視聴データ統合 セクションで、 をクリックします。
- 配信先ドロップダウンから Salesforce を選択します。
- をクリックします。
- アプリケーションへのアクセスを承認するため、Salesforce にリダイレクトされます。
- 承諾すると、Video Cloud Studio にリダイレクトされ、そこで統合のセットアップが完了します。
- 統合により、デフォルト設定で
BrightcoveViewEvent
という名前の Salesforce カスタム オブジェクトが作成されます。 - 視聴データは、上記のカスタム オブジェクトとして Salesforceに送信されます。
Salesforce 内でのデータの検証
次の手順では、Salesforce のカスタム オブジェクト データをレポートとして表示する方法について説明します。 手順 1 ~ 8 は管理者ユーザーが行う必要があります。 これは、Salesforce で Lightning Experience が有効になっていることを前提としています。 Classic の場合は、これらの手順が異なる場合があります。
- Salesforceの右上にある歯車をクリックします。
- Setup をクリックします。
- Object Manager をクリックします。
- クイック検索ボックスに
BrightcoveViewEvent
と入力します。 - API名
BrightcoveViewEvent__c
を持つカスタム オブジェクトをクリックします。 - Detailsタブで Edit をクリックします。
- Optional Featuresセクションで、Allow Reports チェックボックスが有効になっていることを確認します。
- Save をクリックします。
- Salesforceのホームページにアクセスします。
- Reports をクリックします。
- New Report をクリックします。
- 検索ボックスに
BrightcoveViewEvent
と入力します。 BrightcoveViewEvent
レポート タイプをクリックします。- Start Report をクリックします。
- 左側のペインで、Add column をクリックし、レポートに必要な列を追加します。
- Run をクリックしてカスタム オブジェクト データを表示します。
トラブルシューティング
統合を作成できない
- Brightcove サポートにお問い合わせ下さい。
Salesforceにデータが表示されない
- 視聴がシステムに登録されるまで、24時間から48時間かかる場合があります。
- 想定されるユーザの Salesforce コンタクト(連絡先)が存在することを確認します。
- 想定されるユーザーの Salesforce コンタクト(連絡先)ID が Brightcove プレーヤーに設定されていることを確認します。
- 問題が解決しない場合は、Brightcove サポートにご連絡下さい。